先ほど申し上げましたように、おおむね四十六、七年ごろにつくられたものが大部分でありまして、今日までの間排泥、要するにどろを排除するような操作を行ったかどうかの調査もあわせていたしたわけでございますが、そういうことを年に一、二回やっていますと答えられた方は、十一世帯のうち四世帯でございまして、ほかの世帯は、どうもそういうことも、まあ御存じないといいますか、そのまま使っておられるというような状態もございました
国川建二
循環式につきましては、先生御指摘のように、循環器で大体だいじょうぶだったわけでございますけれども、微量の水銀がなお体系外に出される可能性もありましたので、三十五年の一月に排泥プールを設置いたしまして、ここに排水を加えるようにいたしたわけでございます。
山形栄治
○長谷川(四)委員 それは、あなたはむずかしく考えるからおかしいので、私も行って見てきていますから、今別に議論しようとも考えていないのだけれども、今の排泥をためておくところ、あれは、あのくらいの設備で完全であるとはあなたも考えてはおらないと思う。何人が見ても完全とは考えないのであるから、そこへ、雨が降るたびにそれが流出をするということは争われない現実りである。
長谷川四郎
さらに沈澱池の排泥措置、たまりました泥を出す措置とか、排泥の捨て場というようなことを考えて、すべて、沈澱池に応じた操業を実施する、こういうように考えております。
近藤清
ただしその沈澱池の排泥装置、中にたまりましたものを出すというような装置はまだでき上っておりません。とりあえず沈澱池の使用し得るという面は、現在でき上っております。
近藤清
○山下(正)政府委員 バラスの問題から申し上げますと、いわゆる小石を積んでバラスにしておったようでございますが、船の浮揚に伴います排泥作業の際に、砂にまじりまして小石等が相当出ております。従いまして幾らバラスを積んでおったか、それを確認するというようなことは、実際問題として不可能でございまして、いたしておりません。
山下正雄
船体の一般状況でございますが、船体は左舷を下に横倒しにした状況で沈んでおりました関係上、海底の泥が特二等、普通二等等左舷側に半分ほど充満しておりまして、角窓の下側をガス切断をいたしまして排泥を容易にして初めて完全に浮揚いたしました。上甲板下の水面上に現われたところでは、ほとんど外板及び舷窓ガラス等は完全に閉鎖されたままで損傷を受けておりません。左舷のボート・ダビッとは曳航移動中に脱落いたしました。
山下正雄
そして排泥作業とともに砂は出ますので、実際に幾ら積んでおったかという計測はできなかったわけでございます。
山下正雄
三月二十一日に完全浮揚をいたしまして、今申し上げましたような船内の排泥、清掃の作業を行いましたあとで、その後及び二十二日において県の警察本部及び小松島海上保安部におきまして船内を検証いたしております。三月二十三日の三時前に南海丸を曳航を開始いたしまして、二十四日の午後一時に日立造船の向島まで曳航いたしまして、ちょうど午後一時に向島に到着、昨日の午後一時に向島に到着をいたしました。
朝田静夫
五日よりはエア・ポンプによる排泥作業と申しますか、泥を排除する作業を実施しながら、船体内の泥中に遺体がありますので、その収容作業にかかっております。しかしながら、なかなか御承知の通り作業が困難をきわめておりますので、御遺体の早期収容を期するためにも、船体の引き揚げを早急に実施する必要があると思います。
木村俊夫